ホスティングサービス

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参照可能なログファイルについて

TikiTikiホスティングサービスではホームページへのアクセスログとエラーログをご覧いただくことができます。

種類と参照方法

テキスト形式のアクセスログ・HTML形式のアクセスログ・テキスト形式のエラーログの3種類のログをご参照いただくことができます。参照方法としては、管理ツールの Admin Manager からご覧いただく方法とFTPでサーバからダウンロードしてファイルを直接ご覧いただく方法があります。 それぞれのログファイルと、その参照方法は以下の通りです。

  アクセスログ
(テキスト形式)
アクセスログ
(HTML形式)
エラーログ
(テキスト形式)
Admin Manager △(50件まで) △(50件まで)
FTPでのダウンロード

ログファイル用ディレクトリ

ログファイルはサーバの /log ディレクトリに保存されます。 FTPでサーバからダウンロードする場合は管理者用アカウント(admin)を使用してFTP接続を行い、/logディレクトリからファイルをダウンロードしてください。

ログファイルのサンプル

ログファイルのサンプルをご覧いただけます。ご覧になりたいログファイルをクリックしてご覧ください。

保存期間と作成時間

ログファイルはいずれも1日分ごとに1つのファイルにまとめられ、設定した保存日数分がサーバに保存されます。設定されている日数が経過したログファイルはサーバから自動的に削除され、ご覧いただくことはできなくなります。削除されたファイルは復旧できませんので、保存しておきたい場合は削除される前にサーバからFTPでダウンロードしてください。

保存期間は0日~40日の範囲で任意に設定できます。初期状態では7日に設定されていますので、変更されたい場合はAdmin Managerで設定を変更してください。なお、0日に設定すると/logディレクトリへのログファイルの保存は行われなくなり、当日のテキスト形式のログ以外はご覧いただけなくなります。

すべてのログファイルは午前7時過ぎにファイル名の変更・削除処理が行われます。例えば、access.log.1.gz は翌日の午前7時になるとファイル名が access.log.2.gz に変わり、さらに翌日の午前7時には access.log.3.gz に変わります。

なお、access.log および error.log には午前3時~翌午前3時までのテキスト形式のログが記録されています。直前の50件以上前のログをご覧になりたい場合は、こちらのファイルをFTPでダウンロードしてご覧ください。また、誤って access.log および error.log を削除してしまった場合は翌日午前3時に自動的に再作成が行われますので、それまでお待ちください。

ログファイルの容量について

ログファイルはご契約いただいたディスク容量を消費します。アクセスが多い場合や保存日数を多く設定した場合はログファイルの容量が数MB~数十MBになることがあり、ディスク容量の不足が発生してメールの不達CGIのデータファイルの消失等の問題が発生する場合がありますので注意してください。ただし、圧縮されていないテキスト形式のログファイル( access.log および error.log )はご契約いただいたディスク容量を消費しません。

なお、ログファイルが不要な場合は保存日数を0日に設定することにより、生成を停止させることも可能です。

アクセスログ(テキスト形式)

テキスト形式のアクセスログは、以下のファイル名で作成されます。

ファイル名 内容
access.log 午前3時~翌午前3時のアクセスログ(テキスト形式)
access.log.*.gz *日前のアクセスログ(テキスト形式)

拡張子が.gzとなっているファイルはgzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してご覧ください。

書かれている内容はTikiTikiホスティングサービスで使用しているWWWサーバプログラム「Apache」のcombinedフォーマットになっており、HTTPアクセス1回ごとの詳細な情報が記録されています。書式は以下の通りです。

(host) - - [(date)] "(request)" (status)(bytes) "(referer)" "(user-agent)"

  • (host) はアクセスしたクライアントのIPアドレスです。
  • (date) はアクセスがあった日時です。
  • (request) はクライアントからのリクエスト内容です。
  • (status) はクライアントに返されたHTTPステータス番号です。
  • (bytes) はクライアントに送信されたデータのバイト数です。
  • (referer) は環境変数Refererの値です。リンク元のページのアドレスが記録されます。
  • (user-agent) は環境変数User-Agentの値です。ページを参照しているクライアント(ブラウザ)の情報が記録されます。

例えば、アクセスログに以下の情報が記録されていたとします。
(ここでは改行を入れていますが、実際には1行につながって表示されます。)

123.123.123.123 - - [13/Jan/2002:16:20:21 +0900]
"GET /counter.html HTTP/1.1" 200 600
"http://abc.rs123.tiki.ne.jp/index.html"
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"

この部分からは、

  • 123.123.123.123 というIPアドレスのクライアントから
  • 日本時間の2002年1月13日 16時20分21秒
  • GET /counter.html HTTP/1.1 というリクエストがあり、
  • 200というHTTPステータス
  • 600Bのデータ を返し、
  • このアクセスのリンク元はhttp://abc.rs123.tiki.ne.jp/index.html で、
  • クライアントはWindows XP版のInternet Explorer 6.0(Windows NT 5.1はWindows XPを意味しています。)

ということがわかります。

アクセスログ(HTML形式)

HTML形式のアクセスログは、以下のファイル名で作成されます。

ファイル名 内容
stat_*.html *日前のアクセスログ(HTML形式)

HTML形式のアクセスログは wwwstat というログファイル集計ツールによって、テキスト形式のログファイルの内容を項目別に集計したものになっております。それぞれの項目の意味は以下の通りです。

書かれている内容はTikiTikiホスティングサービスで使用しているWWWサーバプログラム「Apache」のcombinedフォーマットになっており、HTTPアクセス1回ごとの詳細な情報が記録されています。書式は以下の通りです。

アクセスログの集計対象日

アクセスログの集計対象日です。「Jan 30 2002」の場合、2002年1月30日であることを示しています。

1日あたりのアクセス回数・転送データ量

集計対象日1日に発生したすべてのアクセス回数と転送データ量の合計です。
%Reqs はアクセス回数全体における割合です。
%Byte は転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
日付はアクセスログの集計対象日がそのまま表示されます。

時間別のアクセス回数・転送データ量

どの時間帯にどのくらいのアクセスがあったかを確認できます。
%Reqs はアクセス回数全体における割合です。
%Byte は転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
時間はアクセスのあった時間帯です。例えば 00 の場合、00:00~00:59 を表しています。

クライアントのトップレベルドメイン別のアクセス回数・転送データ量

ページにアクセスを行ったクライアント(ページを参照したコンピュータ)のトップレベルドメインが記録されています。
%Reqs はアクセス回数全体における割合です。
%Byte は転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
ドメイン名はクライアントのトップレベルドメインです。

クライアントのサブドメイン別のアクセス回数・転送データ量

ページにアクセスを行ったクライアントのサブドメインも含めたドメイン名(FQDN)が記録されています。
%Reqs はアクセス回数全体における割合です。
%Byte は転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
サブドメイン名はページにアクセスを行ったクライアントのドメイン名(FQDN)です。 ドメイン名はフィールドが反転して表示されます。例えば、jp.ne.tiki.www となっていれば、www.tiki.ne.jp からのアクセスを示しています。

アクセスされたURL(ファイル)別のアクセス回数・転送データ量

どのファイルに対して、どのくらいのアクセスがあったかが表示されています。 HTMLファイルへのアクセス回数をご覧いただくと、ページごとのアクセス回数を確認できます。
%Reqs はアクセス回数全体における割合です。
%Byte は転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
URL(ファイル)はアクセスされたURL(ファイル)のパスです。

エラーログ(テキスト形式)

エラーログは、以下のファイル名で作成されます。

ファイル名 内容
error.log 午前3時~翌午前3時のエラーログ(テキスト形式)
error.log.*.gz *日前のエラーログ(テキスト形式)

拡張子が .gz となっているファイルはいずれもgzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してご覧ください。

書かれている内容はTikiTikiホスティングサービスで使用しているWWWサーバプログラム「Apache」の標準的なフォーマットになっており、ページが参照された時やCGIが実行された時にエラーが発生するとそのエラーの情報が記録されます。書式は以下の通りです。

[(date)] [error] [client (ipaddress)] (error)

(date) はアクセスがあった日時です。
(ipaddress) はアクセスしたクライアントのIPアドレスです。
(error) は発生したエラーの内容です。

例えば、エラーログに以下の情報が記録されていたとします。

[Thu Jan 13 16:13:38 2002] [error] [client 123.123.123.123]
File does not exist: /home/abc.html

この部分からは、

日本時間の2002年1月13日 16時13分38秒
123.123.123.123 というIPアドレスのクライアントからアクセスがあり、
File does not exist: /home/abc.html という内容のエラーが発生した

ということがわかります。

発生するエラーの内容には様々なものがありますが具体的な内容が英語で記録されますので、ページの表示が正常に行われない場合や CGIの実行が失敗してしまう場合など、原因の特定に活用できます。

ワームのアクセスに対するアクセスログの削除

インターネット上のWebサイトには「Code Red」「Nimda」などのワームに感染したサイトから頻繁にアタックが行われています。TikiTikiホスティングサービスのサーバはこれらのワームには感染しませんが、アタックの際に送られてくるHTTPリクエストが非常に多いため、通常の状態ではアクセスログが非常に大きくなってしまいます。

この現象への対処として、TikiTikiホスティングサービスのサーバはリクエストURIに以下の文字列が含まれる場合、そのアクセスをワームによるアクセスとみなしアクセスログへの記録を行いません。

/system32/cmd.exe
/MSADC/root.exe
/scripts/root.exe
/default.ida
/NULL.IDA
  • ※エラーログには「File does not exist」等のエラーが記録されますが、こちらについては記録される仕様になっています。ご了承ください。
  • ※送られたリクエストの内容がHTTPのフォーマットとして不正な内容だった場合など、まれにパターンに該当する文字列が含まれていてもアクセスログに記録されてしまうことがあります。

また、8KBより長いリクエストのアクセスがあった場合、アクセスログに記録されるリクエストURIに「-」と記録します。

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