八月号
 
◎ 大東亜戦争(太平洋戦争) について正しい見識を持ちましょう
 
    毎年のことながら、終戦記念日が近づくと先の大戦に対するわが国の一方的な謝罪を要求する誠に不見識な論が一部の政治家やマスコミの中で横行してきます。その裏にはマスコミによる世論操作によってわが国をいつまでも東京裁判史観の下に束縛し続けようとする、近隣諸国によるうさん臭い力と意図が見え隠れしております。しかし、戦後も半世紀以上を経た今、国民の良識と健全な思考力はいつまでもこうした異常事態を放置しておくはずはありません。そこで、とりあえず国際的な良識線上において大東亜戦争とはなんであったかということを下記にあげておきたいと思います。
 
  @ 大東亜戦争とは、遠くはコロンブス以来の西洋列国による有色人種への抑圧の流れに対して、近くは欧米列国のアジア侵略の勢いに対して、ぎりぎりの自衛の立場から敢然と鉾を取るに至ったものである。(「日本の戦争は自国の安全保障のためであった」 マッカーサー・昭和26年)
A その結果として、期せずして人類史上空前絶後の総力戦をこれまた世界最強の米英両国を相手に一歩も引けを取らず四年にわたって戦い続けることとなったため、久しく欧米の支配下にあったアジアの植民地においても猛然として独立の気運が醸成され、戦後の植民地一掃につながっていった。
B しかも、大東亜戦争のはるか以前より日本のアジア外交は共産主義の強力な防波堤となっていたため、大東亜戦争を契機に促進された独立運動の中核も国家の独立と反共が表裏一体となり、今日の繁栄につながることができた。同じく戦後独立したアフリカ諸国がソ連・中共の支援を受けて共産化したツケをいまだに背負い続けている状況と対比すれば思い半ばに過ぎるであろう。
C 戦争というものが、人類の悪業縁の発露である以上、闇の面が多くともなうことは当然である。従って戦争を美化してはならぬが卑屈になる必要もない。反省と謝罪を言うなら、人類が一斉に行わなければ有害無益となろう。ましてや大東亜戦争は、遠くは五百年にわたる東洋と西洋の交渉、近いところでも幕末以来の欧米列国の極東進出の流れの中で位置づけなければ何もわからない。
そのときはじめて、大東亜戦争が人類史の中でも希有な役割 "今日の国際的な人種平等と互助互恵の出発点となった" を果たし得た唯一にして最後の大戦争であったことに驚かざるを得ないであろう。
 
   以上のことは今日世界の識者が一様に認めていることであるにかかわらず、日本においてはいまだに真実の発言が黙殺され、南京虐殺だの、侵略だのと、まことに旧態依然とした無知をさらけだしている有様です。今こそ日本人の良識を縛り続けてきた東京裁判の虚構 <南京虐殺も東京裁判が捏造した> を白日のもとに明らかにして、英霊の志に応え得る立派な国造りと世界の共存共栄に大いなる役割を果たしてゆくことを誓わねばなりません。
   
○八月の祭典行事
  八月一五日 午前十一時四十分 靖国神社遥拝式
  ◎ 靖国の宮にみたまは鎮まるも折々かへれ母の夢路に (大江一二三)