写真ではあまりよく見えないかもしれませんがキャノンEOS RTです。
いうなれば現在のキャノンEOS1N RSの原形みたいなものです。
元々、EOS5を使用していました。EOS5はコストパフォーマンスの非常に良い優れたカメラだと思いますが、ただひとつ、私にとっては大きな欠点がありました。それは、カタログのどこを探してもマグニファイアが使えるとは書いていないことです。
私はマクロ撮影時にEOS5でピントを合わせられなかったのです。それで、マグニファイアの必要性を痛感して、EOS5を父親に譲り、不便なことを承知でEOS RTの購入となりました。 が、マグニファイアを購入して、その説明書をみて愕然となりました。
なんと、EOS5で、跳ね上げができないという限定つきですが、マグニファイアが使用できるのです。
怒るぞ... 店に聞いても、確か、キャノンに問い合わせてもカタログに載っていないから使えないっていわれたのに...
ちなみに、最近のEOS5のカタログにもマグニファイアが一応使用できると書いてあります。
でも、キャノンのマグニファイアの台座?ってあまりにもちゃちすぎる。もっとなんとかならなかったのでしょうか?
最近は、あまり、35mmフィルムのカメラの出番が少なくなりましたが、それでも時々必要にかられて出動します。
1番は、結果がサービスサイズでよくて、かつ、大量の枚数が要求されるとき。つまり、旅行とか結婚式などのイベント時など。
2番は、フィルムスキャナで読み込ませる必要があるとき。デジカメは焦点距離固定なので時には使用できないことがあります。
3番は、望遠が必要なとき、1000mmクラスの望遠は35mmカメラの独壇場です。
4番は、マクロ撮影。35mmの等倍クラスにオブジェクトを大きく写そうと思ったら6×7で2倍、4×5で4倍になるから暗くなりすぎる。
5番は、名前の由来のリアルタイム撮影。なにせ、8msecのタイムラグですから、鳥の飛び立つ瞬間などにはいいんじゃないでしょうか。以前、くす玉が割れるところを撮影したら早すぎてまだあまり開いていないところでシャッターが落ちてしまい失敗したことがあります。
ところで、EOS RTにはレリーズソケットがありません。別売のレリーズソケット付きグリップGR20を購入すれば良いのですが、もうGR20は生産中止になっています。
そこで、毎週食料品を買いに行くスーパーの中にテナントとして入っている某大手カメラチェーンのお店に、GR20が標準となっているEOS620が中古であったので、グリップだけ交渉したのですが、やはりかなり高くつくようにいわれて、その場は引き上げたのですが、1〜2週間後別のお店でGR20を取り寄せて、もし、無ければ保守部品としてでも購入できないかと依頼したのですが、頼んだ次の日、例のEOS620のお店に行っていたら店員さんに、なんと、GR20が再発売になりましたよ。と言われました。 97年11月のことです。
三日後GR20が入荷した旨連絡があり、受け取りに行ったのですが、元のグリップとは違い艶消しのプラスチックになっていました。
GR20を必要とする、EOS630、650に、どうしてもGR20が欲しいという人はそうはいないと思うのですが、RTを購入して、やはりレリーズソケットぐらいは欲しいと言う人が多かったのではないでしょうか。
最近、家の納屋に野良の子猫が住み着いたので家に連れ帰って飼っているのですが、子猫だけあってよくじゃれるのです。後ろ足で立ち上がってみたり、ジャンプしたりと忙しいのですが、こういったシーンの撮影にはRTは適役ではないかと思っています。結論、RTは子猫用。