ホスティングエース

電子メール~機能

  1. 対応プロトコル
  2. 使用できるアカウント
  3. 容量制限
  4. 送信ドメイン認証
  5. 子ドメイン
  6. 子ドメイン送信認証
  7. 子ドメイン設定時の挙動
  8. ウイルスチェック機能
  9. 迷惑メール対策
  10. 迷惑メールフィルタ
  11. 迷惑メール隔離
  12. メールの転送機能
  13. メールの強制削除
  14. メール送信(SMTP)の submission ポートへの対応
  15. メールの暗号化通信(over SSL)

1.対応プロトコル

SMTP/POP3/IMAP4に対応しています。SMTP over SSL、SMTP STARTTLS、POP over SSL、POP STARTTLS、IMAP over SSL、IMAP STARTTLSが利用できます。

2.使用できるアカウント

メールを使用できるアカウントはサイト管理者・メールユーザです。Web特権ユーザ・Webユーザ・ AnonymousFTPはメールを使用できません。

3.容量制限

各アカウント毎に容量制限を設けることが出来ます。容量制限はサイトマネージャーで設定します。

サイト管理者(admin)の設定はサイトマネージャーの、「サイト管理」「adminアカウント管理」「使用容量の制限」から行ってください。

メールユーザの設定はサイトマネージャーの、「メール管理」「メールユーザ管理」「メールユーザの登録・変更」から行ってください。

4.送信ドメイン認証

お客様のドメインに対して送信ドメイン認証情報(SPFレコード)を設定することが出来ます。
この設定を行うことにより、送信元を偽装した迷惑メール(なりすましメール)対策を実施している一部のサーバや携帯キャリアへのメール送信が可能となります。

この設定は、親ドメイン、子ドメインいずれでも設定が行えます。
設定されたい場合は、サイトマネージャー内
サイト管理 > ドメイン > 送信ドメイン認証の設定
から設定を行ってください。

5.子ドメイン

メール機能では1契約で最大10個のドメインを登録することができます。
登録したドメインは親ドメイン、子ドメインと識別されます。

分類 定義 個数 正引き・逆引き設定
親ドメイン 本サービスお申し込み時に登録するドメイン
IPアドレスの逆引きドメインとして弊社DNSに設定される
1つ 正引き・逆引きの両方設定(逆引きの設定へ弊社)
子ドメイン 親ドメイン以外のドメイン(9つ) 9つ 正引きのみ設定

6.子ドメイン送信認証

子ドメインに送信ドメイン認証情報ができます。
設定反映の時間目安は約30分です。お客様の環境にやDNSサーバーの影響によって数日かかる場合がございます。

[送信ドメイン認証]
  • 送信ドメイン認証を設定し、メールを使用する
  • 送信ドメイン認証を設定せず、メールを使用する
  • メールを使用しない

※弊社標準DNS (ns3.sphere.ad.jp/ns4.sphere.ad.jp)を利用した場合に限り、送信ドメイン認証を設定した子ドメインにDNSのTXTレコードを記述することが出来ます。

7.子ドメイン設定時の挙動

子ドメインを設定されている場合、作成されているメールユーザー宛に、設定されている全てのドメイン(親ドメイン、子ドメイン)のメールが配送されるようになります。

例えば親ドメインとして example.com、子ドメインとして example.jp を設定されていて、ユーザーアカウント"info"を作成されている場合、info のメールボックスには info@example.com と info@example.jp 宛のメールが配送されるようになっています。

8.ウイルスチェック機能

2023年2月中旬よりウィルスチェック機能のエンジンをシマンテックからvade製品へ変更しました。

標準でウイルスチェックに対応しています。
ホスティング エースのサーバーを通るすべてのメールは 自動的にウイルスチェックが行われ、ウイルスが発見された場合は配信を遮断します。同時に、メール送信者あるいは受信者へ「警告メール」としてメール通知されます。

■ウィルス発見時の警告メールについて

警告メールは、お客様ドメインのメールアドレスに送信されます。 本サービス以外の第三者に対して警告メールが送信されることはありません。

  • 本サービスで作成されたメールユーザーで送信したメールからウイルスが検出された場合 送信者のメールアドレスに警告メールが送られます。受信者が送信者と同じドメインのメールアドレスだった場合に限り、受信者のアドレスにも送られます。
  • 本サービスのメールアドレスで受信したメールからウイルスが検出された場合 受信者のメールアドレス宛に警告メールが送られます。
■ウィルスメール検知レポートについて

ウイルスチェックによって送信停止されたメール履歴を1日1回お客様ご指定のメールアドレスに送信できます。

9.迷惑メール対策

迷惑メール対策として、以下の機能が提供されております。

  • 迷惑メールフィルター
  • 迷惑メール隔離

10.迷惑メールフィルタ

ご契約IPアドレス内のメールアドレス宛に配送されるメールに対して、迷惑メールのチェックを行います。迷惑メールと判定されたメールは、メールのヘッダに迷惑メールであることが記載されます。

また、お客様の設定により題名への指定文字列の追加が可能です。迷惑メールフィルタ機能の設定を行えるのはサイト管理者のみです。

設定は管理ツールのサイトマネージャーの「メール管理」-「迷惑メールフィルタ管理」-「迷惑メールフィルタ ON-OFF」から行ってください。

[ON ヘッダー追加、件名(Subject)への指定文字列追加なし]

迷惑メールのフィルターを行います。

受信したメールが迷惑メールと判定された場合は「X-Spam-Flag: yes」がヘッダー行に追加されます。

[ON ヘッダー追加、件名(Subject)への指定文字列追加あり]

迷惑メールのフィルターを行います。

受信したメールが迷惑メールと判定された場合は 「X-Spam-Flag: yes」がヘッダー行に追加され、件名の先頭にお客様ご指定の文字列を付加します。

件名に付加できる指定文字列は「A-Z a-z 0-9 . _ - = [ ] { } + # ^ ! ?」です。文字数は半角で15文字以内です。

[OFF 迷惑メールのフィルターなし]

迷惑メールのフィルターを行いません。

迷惑メールの定義ファイル更新は本サービスで自動更新するため、お客様側で定義ファイルを更新する必要はありません。迷惑メールフィルターの設定のみでは、迷惑メールと判定されたメールの自動削除は行いません。ドメイン単位での設定となります。1メールアドレス単位では設定できません。メールユーザー新規登録時の設定は迷惑メールフィルター設定がOFFとなっています。

2023年2月中旬より迷惑メールフィルタ機能のエンジンをシマンテックからvade製品へ変更しました。

なお、迷惑メールフィルタを通して付与されるヘッダ情報につきましてはこれまでと変更はございませんが、迷惑メールフィルタをONにしている場合、次の文字列が更にヘッダへ追加されます。
<シマンテック製品の場合>invoked by SAV
<vade製品の場合>invoked by VF

11.迷惑メール隔離

迷惑メールフィルターで迷惑メールと判定されたメールを隔離します。設定は管理ツールのサイトマネージャーから行えます。

[サイト管理者(admin)用]の場合:

「サイト管理」-「adminアカウント管理」-「迷惑メール隔離設定」から行ってください。

[メールユーザ用]の場合:

「メール管理」-「迷惑メールフィルタ管理」-「迷惑メール隔離設定」から行ってください。

  • MEIWAKUフォルダー内に隔離されているメールは、メールユーザーの使用容量に含まれますので、残り使用可能容量にご注意ください。隔離されたメールは、メールボックスの「MEIWAKU」フォルダーに一定期間(14日)保存され、自動削除されます。隔離され、MEIWAKUフォルダーに保存されたメールは、POP3経由では取得できません。WebメールまたはIMAP4経由で取得してください。
  • メールが隔離された場合、自動返信およびメール転送は行われません。
  • メーリングリスト宛ての迷惑メールは隔離できません。メーリングリストメンバーに対しては、以下の動作となります。
     メンバーが自ドメインの場合:各自のメールボックスに届くときに隔離が行われます。
     メンバーが外部ドメインの場合:迷惑メールは判定されますが隔離は行われません。
  • 必要なメールが迷惑メールと判断され、隔離される可能性がございます。
  • 迷惑メールフィルターが「ON」の場合のみ有効です。
  • 迷惑メール隔離設定を行った後、迷惑メールフィルターを「OFF」にすると、メールユーザーごとの設定内容は無視されます。
  • サイト管理者は、サイトマネージャーより全メールユーザーの隔離設定を行えます。

12.メールの転送機能

ホスティング エースのサーバに作られたメールアドレスに届いたメールを、任意の他のアドレスに転送させる事ができます。 転送先は最大10カ所まで設定する事ができます。また、転送時に本サービスのサーバー内にデータを残したまま転送するか、残さずに転送するかを選択できます。
サイト管理者はサイトマネージャーで全アカウントの転送設定を行うことができます。

[サイト管理者(admin)用]の場合:

「サイト管理」-「adminアカウント管理」-「adminメールの設定設定」から行ってください。

[メールユーザ用]の場合:

「メール管理」-「メールユーザ管理」-「メールユーザの転送設定」から行ってください。
メールユーザはメールマネージャーで自分のアカウントの転送設定を行うことができます。転送設定は、メールマネージャーの「メールアカウント管理」-「メールの転送設定」から行ってください。

※Gmail宛の転送はGoogleのメール受信ポリシーによって拒否される場合があります。

13.メールの強制削除

ホスティング エースのメールボックスに保存されているメールを、メールクライアントを使用せずに削除することができます。

[サイト管理者(admin)用]の場合:

サイトマネージャーの「サイト管理」-「adminアカウント管理」-「メールの強制削除」から行えます。

[メールユーザ用]の場合:

メールマネージャーの「メールアカウント管理」-「メールの強制削除」から行えます。

  • 削除したメールは復活させることができません。
  • 本機能からメールの内容を確認することはできません。

14.メール送信(SMTP)の submission ポートへの対応

一部のインターネットプロバイダーでは、スパムメールの対策として、Outbound Port25 Blocking *1というメール送信の規制を行っています。ご利用のプロバイダがこのOutbound Port25 Blockingを実施した場合は、ホスティング エースのサーバーを利用してメールの送信ができなくなる場合があります。

ホスティング エースでは、このOutbound Port25 Blocking への対応として、メール送信(SMTP)時に submission ポート(Port 587)*2をご利用いただけます。

submission ポートをご利用になるには、メールソフトの設定変更が必要になる場合があります(一部対応していないメールソフトもあります)。メールソフトの設定方法については、オンラインマニュアル電子メール 設定・使用方法をご参照いただき、設定の変更をお願いいたします。

*1
Outbound Port25 Blocking
Outbound Port25 Blockingとは、メールの不正中継を防止するために、メール送信に制限を実施する方式のことです。
具体的には、お客様がご利用のプロバイダ(A社とする)が、この方式に対応した場合、A社を利用してインターネットに接続しているお客様は、A社のメールサーバー以外からはメールを送信することができなくなります。
そのため、ホスティング エースを利用してメールを送信する際には、現在のメールソフトの設定を変更する必要があります。
*2
メール送信(SMTP)の submission ポート(Port 587)
Outbound Port25 Blockingへの対応として、メール送信に通常使用するポート(25番)とは別のポート(587番)を使用してメールを送信します。

15.メールの暗号化通信(over SSL)

SMTP over SSL、SMTP STARTTLS、POP over SSL、POP STARTTLS、IMAP over SSL、IMAP STARTTLSの暗号化通信を行う場合は、送信サーバまたは受信サーバー名を所属サーバ名(dc**.etius.jp)にする必要があります。 アカウント名(ユーザー認証ID)はメールアドレスを設定します。@マークより前の部分だけではご利用できません。

※所属サーバの確認方法はこちら

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